The Voluntary Butler Scheme

あー好きです、こういう音。23歳のシンガーソングライターのRob JonesのソロプロジェクトThe Voluntary Butler Scheme。お友達の協力と宅録技術を駆使して作られた楽しく愉快な曲は、1曲ごとにOf montreal, Apples in Stereo, Motown, Beatlesと印象が変わり、ときにソウルフル、ときにアコースティック、ときにサイケという多彩さ。本人はJavis的立ち位置を狙っているらしいのですが、そんな皮肉っぽさはまるで無く、むしろその多芸さとユーモラスさはBadly Drawn Boyを思い起こさせます。

彼の書く歌詞もかわゆい。“I gonna get my hair cut even if I have to cut it myself”（もう髪を切ってやる、自分で切らなくちゃいけなくても、だ）from 'Multiplayer'とか“if you were broccoli I'd turn vegetarian for you”（君がブロッコリなら、僕はベジタリアンになる） from 'Trading Things In' とか。

'Trading Things In' このビデオでは、かなりnerdっぽい。

9/7にリリースされたアルバムは、Amazonとからも購入可能。

At Breakfast Dinner Tea

Balún

今回は非イギリスバンドを。プエルトリコ出身、現在NY在住のエレクトロニカユニット。Balún。
Stereolabな夢見心地のアンビエントポップ。ジャンルとしてはエレクトロニカだけど、ハーモニカが入ったりストリングが入ったりして、どこかアコースティックな印象が残る。優しげでいつまでも聴いていられる音楽。"Minumina"がすき。息抜きにどうぞ。

The Candle Thieves

ピーターバラ出身、宅録的ポップユニットThe Candle Thieves。音楽系カレッジの同級生だったScott McEwanとThe Glockはそれぞれ別々のバンドで成功していたにもかかわらず、もっとシンプルで暖かい音楽を作りたいとの思いでThe Candle Thievesを結成したそう。そんなスーツ着メガネ男子２人が奏でる"The Sunshine Song"と"Sharks and Bears"はキュートでスイートなポップソング。Eelsのようなハンドクラフトちっくなポップ感、Rocket Summerのようなこの甘いメロディーは、ぜったいに日本でも好きな人は多いはず！

9/7にリリースされたEPは現在のところこちらAlcopop onlineshopのみでの取り扱いになるようです。またこちらにメールアドレスを登録すると"Pull Back The Moon"が無料ダウンロードできます。

12/17追記：


デビューEP"The Sunshine EP"、iTuneで取扱いありました！yey!

"The Sunshine Song"

Ex Lovers

ロンドン発、Ex Lovers。「別れた恋人たち」という悲しげなバンド名も良いのですが、アコギの内気な音色と男の子と女の子のささやくようなボーカルが淡く切ない、ああもうこれはネオアコ！！
2008年にデビューした後、Pete and The Piratesのサポートバンドとしてツアーを一緒に廻り、着々とファンを増やしつつ7インチシングルを２枚リリース。今月9月に最新EP "You Forget So Easily"を発売。ほんわか胸キュン80'sネオアコソング、"You Foget So Easily"と"Just a Silhouette"に加えて、"You are so quiet"は、強めのビートが入って、ややアシッドめなこれもまた名曲！Pale Fountains好きには聴いて欲しいバンドです。

最新EP "You Forget So Easily"はレコードの他、こちらでも発売中。

"You Foget So Easily"

Two Door Cinema Club

Cutawaysに続いて同じく北アイルランドのバンゴーBangor出身のTwo door cinema club。どポップ真ん中ストライク、きらっきらな青春感（メンバーは全員１０代です）、初期衝動満載の疾走感、そしてこの完成度。これは2009年の新人賞本命といえるでしょう。Kitsuneレーベルから発表されたEPも、売り出された直後にソールドアウトというからもの凄い。EPのA面におさめられている、"Something Good Can Work"はMYSPACEで視聴可能です。Mystery Jets好きにお勧めしたい！

＜追記＞シングル"Something Good Can Work"と"Do You Want It All"の２曲だけ、こちらので買えるようです！Hooray!

Kituneレーベルのコンピの１曲目に"Something Good Can Work"がおさめられています。シングルとアレンジが多少違う？

Kitsune Maison Compilation 7

追記2（12/18）："I can talk"リミックス集の12インチ、アマゾンで売ってますね。"Something Good Can Work"のシングルを取り扱ってくれないかな〜。

I Can Talk [12 inch Analog]

"Something Good Can Work"

Cutaways

Paul,Grace,Ryanという男2人女１人の3ピースバンド、Cutaways。北アイルランドはベルファストBelfast出身のインディーポップバンドです。
久々に男女ツインボーカルの、元気なポップ（+パンク）を聴いたなぁ、という感じ。Pavementsのようなエッジの聴いたギターのリフに、時折シンセサイザーの音を上手く乗せてるのが2009年のポップロックらしいし、無邪気なGraceちゃんのボーカルもHeavenlyっぽくてかわいいです。
2008年にグラストンベリー出演を果たしたところ、音楽界の著名人たちの支持を得て、10月にEP"Start Stop! Start Stop!"を発表。 今後は6月にアルバム"Earth and Earthly Things"がリリース予定だそうです。iTuneでも1曲買えますが、Myspaceにあがってる"I Spilled Your Drink So You Broke My Heart"と"Milo of Kroton","I Don't Understand What You Don't Say"がいいな〜（タイトルも恋人同士の痴話げんかぽくて好きだけど）　アルバムが待ち遠しい。

ちなみにベリーショートがお似合いのGraceちゃんは髪を自分で切るそうです。Hair cut 100!

＜追記＞アルバムがこちらので購入できるようになりました〜

"Lovers are Lunatics"

Ipso Facto

ロンドン発、ゴシックな雰囲気のかわいいガールズガレージバンドIpso Facto。

追記
日本でも取り扱いが始まったようですね。アマゾンで視聴ができます。
1曲目のSix And Three Quartersと4曲目のIntroducingが好き。

イプソ・ファクト

"Six And Three Quarters"