Badly Drawn Boy Live at London

きのうロンドンのArts TheatreでBadly Drawn Boyのライブをみてきました。行きのバスで渋滞につかまったり、終演後のんびりしすぎて帰りのバスを乗り逃がして、チケット代よりも高い電車賃を払って帰る羽目になったりと、往路復路はドタドタしましたが、ライブは本当サイコーでした。


前座のバンドはIndigo Mossというバンド。座席がまだ埋まらないうちに(前座が始まる時間になってもBarスペースにたむろってる人が結構いた)、わらわらと舞台袖から6人出て来て演奏開始。

メンバー構成はボーカル+ベース+ドラム+バンジョーマンドリンギター+バイオリン。音楽傾向はジプシー音楽色の強いちょっとエキセントリックなベルセバって感じなのかな。なかなか面白いバンドでした。とりあえず、マンドリンギターを弾いていたSimon Mossがイケメンでしたよ。


前座バンドが演奏し終わってから約1時間、9時半に待ちに待ったバッドリー君の登場です。


いつもの白×茶の帽子!いつものジーパン+ジージャン!(足みじかく見える。でもかわいい)。前に写ってるのは雑誌のカメラマン。


1曲目はいきなり新曲のBorn in the UKから。
バッドリー君のライブを生で聴くのは初めてだったのですが、何と言っても声。やっぱり声が素敵だったですねぇぇ。名曲Silent Sighを大音響で聴いてる最中なんかうっとりしすぎてステージ上に星が見えましたね。素敵星降ってた。意味がわかりません。
セットも超シンプルだし(開演前にローディーが扇風機を設置したのには笑った)、バックを含めて演奏がめちゃめちゃ上手い訳でもないけど*1、あのドリーミィなメロディーと美しい低音が合わさった大きな音のうねりに身を任せるのがなんとも快感で、久々にライブの全ての時間をゆったり楽しむ事ができました。



ピアノを弾くゴフ君。脇にせんぷうき。


曲順通りではないですが*2セットリストを載せます。

Born In The UK / Nothing's Going To Change My Mind / The Way Things Used To Be / Degrees Of Separation

Easy Love(?) / Four Leaf Clover / Stockport(?)

Something to Talk About / A Minor Incident / Silent Sigh / Walking Out Of Stride

you were right

Everybodys Stalking / The Shining / Once Around The Block

I Need A Sign(?)

結構新曲をたくさんやりましたね。あと未発表曲も含まれていたような。
突然Like a Virginを歌いだしたかと思いきや、そこからSilent Sighに繋げたときにはビックリ。これ最近のお気に入りらしく、夏のフェスでもやってるビデオを発見しました。
ちなみに世界三大酔いどれ詩人として知られているらしいゴフ君ですが、ライブ中はコーラをガブガブ飲んでました。あと凄いチェーンスモーカーで曲間になるとタバコに火を点けて、一口吸ってはすぐに消してた。自分でも「おかしいけど、ついやっちゃうんだ」と。


あとはね、なんていうかすんごいチャーミングな人なんだなっていうのが印象深かったです。人間嫌いの宅録オタクって先入観があったんだけど、全然お茶目だった。ステージに出て来た時にカメラマンに向かって、片膝ついてテイトウワポーズ(あごの下に手をやるアレ)したり、ギターをジャーンって弾いては客席の女の子に指さしたりとか。ライブ中も客といっぱい会話してたしね*3。最後ライブが終わった時に一階席の女の子が壇上に上がってほっぺたにキスしてたよ。二階席だった私は何も出来ず。ただカメラで写真をバシャバシャとるのみ・・。とにかく、とてもリラックスした雰囲気の良いライブでした。



そして夢見心地で家に戻った私を待ち構えていたのは、バッドリーのメーリングリストからの追加公演のお知らせ。しかも地元に来てくれるとあっちゃあ行かない訳にいきません。というわけで来月のアルバム発売を心待ちにしつつ、11月の目標はゴフ君と握手!ウフ。

*1:むしろ弾き始めた直後にリズムを見失ってもう一度最初から弾き直すことが二度三度あったゴフ君。お茶目。

*2:普段まったく曲名を覚えてないので、帰ってからうろおぼえでやった曲を探した。曲名覚えたいなぁ。

*3:当然、大部分は聞き取れませんでしたが。